2021/12/21

買って以来本当に使い倒しているここ2年以内の買い物

もともと売るものをたくさん持っていて(機材、寝かせてるあいだにレア化したCDほか)、メルカリがとにかく便利なおかげで、この2年くらいは過去最高ペースで私財を置き換えまくってしまった。
年末といえば何かしらの総括ということで、買ってよかったとしみじみ思いながら愛用している品をなんとなく紹介してみたい。安心してください、アフィリエイトは入れてません。

SONICWARE ELZ_1 シンセサイザー

これは本当にめちゃくちゃに重宝しているやつ。もともとは「曲作りするときに、DAWでグチャグチャやる前に、イメージがわくような音色を一発で鳴らせる実機キーボードがほしい」という動機で購入したもの。
原音→ADSR→EQ/フィルタ→エフェクトという基本の操作系がシンセ音痴にも壮絶にわかりやすく整理されていて、かつ高機能。なんでもかんでも表に出ているのではなく、深入りしたいときだけ必要なパラメータが増えるつくりも親切。
幅40cm程度とコンパクトで、堅牢な金属ボディで、USBやAUX-INを備えていて拡張性が高く、スピーカー内蔵で、アダプタでも電池でも動く。カシオやヤマハの旧式小型家庭用キーボードの手軽さと限界に長らく付き合ってきた身にとっては「夢の全部のせ」的な一台。

今秋発売された小池喬「さばげー」(ギターとシンセで全面参加)でアレンジ考案の段階からほとんど依存的に使っているほか、Eri Nagami & the Mathematical Four堀嵜菜那と山脈のライブでも便利に使ってます。荷物が小さく済んでとにかく助かる~。

PLAYTECH KST01 ミニキーボードスタンド

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先述のELZ_1を置くために買ったスタンド。部屋でもライブでも使用中。
とにかく安い(サウンドハウスで2000円程度)。頭と胴体が切り離せて、かつでっぱり部分をかなり平らにたたむことができ、可搬性にも優れている。比較的軽め。首の固定がかなりしっかりしていて、端っこに満タンのコーヒーカップを置いても全然大丈夫。ライブの出番終了後にこれを台にしてカレーを食べたときも、天板は立ち食いしやすい高さで水平になってくれるし、本当に便利。
「部屋でいつでもキーボードの類を触れるようにしたいけど、ちっさいテーブルを置くのはなんか邪魔」と感じている人はこれ一択でいいのでは。

YAMAHA AG03 ミキサー/オーディオインターフェイス

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SYNCROOMでの練習用に、置きっぱなしにしておけるコンパクトさで入力が3チャンネルある、レイテンシーのそこそこ少ないオーディオインターフェイスを探して入手したもの。(格安品は専用ASIOがなくて遅かったりするので注意)
これのマスターアウトを通すと、ふつうのオーディオ音源を再生するときも、勝手に「うどんの角」と呼んでいるアタックの明瞭さが増強される感じがして、エンハンサ的なものとしてCDデッキとオーディオアンプの間に常時通している。アンプの手前で音量を調整できるのをいいことに、レコードとCDの音質聞き比べ用のレベル揃えにも大活躍。
PCとUSBケーブルでつなげば、PCの音声出力もCDとまとめてオーディオアンプに送れてしまう。さらにステレオミニ端子のAUX-INがあり、Bluetoothレシーバーからの入力用などに使えるほか、SYNCROOM使用時には疑似4/5chとして機能してくれる。多才!

ナガオカ Argento120 レコードクリーニングブラシ

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とりあえず使っていたお古の30~40年物のブラシ(それもナガオカ製)は、いつの間にか中のスポンジが硬化、さらにモロモロと崩壊し、拭くたびに布地の隙間から砂粒大のカスがこぼれ出てくる危険物となってしまったため、引退。
最新鋭のこちらに買い替えたところ、ブラシ部分の食いつきが格段に違ってびっくり。細かいチリがよーく掻き出せる。他社製品と比べてないけど、これでいいに違いないと確信できる。
収納ケースからチリ払い用のミニブラシが生えているのもありがたく、盤面にチリを再付着させてしまうのを防げる。
アマゾン等のレビューでは「やや小さくて、何度か拭かないと盤面をカバーできない」という意見があるようだけど、何度も何度も拭いてこそでしょうにと思っている。

一人deカラオケ防音マイク 防音部分のみ

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いい加減ちゃんと歌の練習をせねばと思って購入。本来マイクとミニアンプとセットになっている商品の一部。メルカリはこういう買い方ができてありがたい。
もちろんそのまま使うとマイク用の穴から声がだだもれなので、ちょうどいい丸い部材を調達して穴をふさぐ必要がある。
写真に写っているゴム紐はなんですか?本来のセットには付属しません。側面にあいている空気穴に通して輪っか状にし、帽子を顔面にかぶるような要領でゴム紐を頭にひっかけると、フリーハンドで使えてしまう。ギターを持ちながらでもOK。ただしそれをやっているときの見た目は推して知るべし。
防音効果のほどは、さすがに同じ部屋にいる人には何か声を出していることがわかるけど、壁を隔てた別室ならば、かなり声量を出してもほとんど聞こえない模様。
ヘッドホンを装着しながら使うと、コップの中で出しているような声がカットされ、骨伝導で聴こえるほうの声だけが聴こえるようになり、違和感を軽減できる。スマホから任意の曲を流し(モバイルアプリ版Spotifyにボーカルキャンセル機能があるのをご存知だろうか)、Bluetoothレシーバーの出力端子に挿したヘッドホンを装着しながらこれで声を出すと、卓上ミニマムカラオケシステムが完成する。大変便利。

SYOSS カラートリートメント

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いきなり音楽全然関係ないやつ来ました。皆さんそろそろ白髪が気になりませんか?私は小学生の頃からあります。目立って困るほどじゃなかったけど、高校通学時の市バスで後ろの席に座った女子高生徒が「よっぽど苦労したんかなゲラゲラ」みたいにギリギリ対象をぼかしたつもりの言い方で面白がる話し声なんかは全部聞こえていたからな。
さておき、強力な一発染めのやつを使うのは浴室の汚れが気になるし、ある日突然真っ黒になって職場に現れるのにも抵抗がある、という向きにとって、これはかなりのゲームチェンジャー。
ワタシはこれの前に、同じリンスタイプの「メンズビゲン カラーリンス」を使用していて、そちらは3~4回使い続けるとだんだん効果がはっきりしてくるという具合だった。このSYOSSは一回の効きがより強めで、かついきなりバカーンと真っ黒になるほどでもない、ちょうどいい塩梅。だいたい仕上がってから半月くらい放置しているけど、特段落ちやすいということもない気がする。
強力な分、指や爪にも若干色が残りやすいので、塗布にはクシの使用をおすすめする。むしろ指でやるより均一で確実に塗り広げられてよいことずくめ。

謎のシメになったけど以上です。各メーカーの開発陣に感謝。